BL漫画レビュー 「お前に抱かれるなんて聞いてない2~ハマった男はAV男優」夏原サイケ
つい最近まで、帰省して自動的に出てくる美味しいご飯とお酒をたくさん飲んでいたのに気がつくと寂しいお家に戻っています。そして、気がつくと節分が終わり、バレンタインが迫ってます。イベントがたくさんで、忙しいっすね。
1月、読んだコミックは11冊でした。先月が8冊くらいだったので、やや多め。家にいる事が多く、ついつい衝動買いが増えました。
中でも印象に残った作品をレビューしていきます!(BL用ブログを立ち上げたものの、方向性が固まっていない)
「お前に抱かれるなんて聞いてない2~ハマった男はAV男優」夏原サイケ
1月18日に発売された「おまだか」の2巻!夏原さんは絵柄も綺麗でとてもおすすめの作家さんです。そもそも1巻すら知らない……。と言う方に向けて、軽くあらすじです。
「普段はもっと可愛いメス声出してんだろ?」普通の会社員なのに、男の娘AVを観ながらメスイキすることが日課となってしまった名取。ある日、同窓会で再開した瀬尾がAV業界で働いていることを知り、アナル開発に理解のある女の子の紹介を頼むことに。しかし部屋に入ってきたのは瀬尾本人・・・! ! 「お前の大好きなAVのタチ役、俺なんだよね」と散々オカズにしていたAVの男の娘みたいに奥でとろとろにイカされてしまって・・・!?(Amazon引用)*1
あらすじから伝わると思いますが、かなりお色気濃いめの作品です。しかし、夏原サイケさんの作品のいいところはストーリー性のあるエロであること。
1巻でめでたくお付き合いに至った名取(受け)と瀬尾(攻め)。しかし、名取は瀬尾と同じ事務所に所属するAV男優の純と知り合ってしまう。そこで、なぜか純と瀬尾の撮影現場を見てしまい、モヤモヤし始める……。
幸せの絶頂から、互いに言葉が足りず葛藤し、AV男優と言う職業を理解してあげたい反面、不安を感じてしまう名取。この2人の心情がとても細かく描かれています。
個人的に、BLコミックを読んでいて「え?なんで、そういう行動に走った?」とか、「好きになる理由がイマイチ……。動機として弱くない?」と気になってしまう事がある。
しかし、本作品は心情から行動がしっかり裏付けされており、見ていて不自然な流れはない。互いを思う気持ちと、言葉が足りずすれ違う2人をぜひ読んで体感して欲しい…!
ストーリーとは別に、私が推すポイントはなんといっても行為シーン!!!
夏原さんの描くエッチシーンの魅力は、
男性らしさがしっかりとある
攻めの舌が素晴らしい
臨場感のある描写
この3つ。一つ一つ説明していきますね。
まず、男性らしさとは、なんぞやって話なんですけど。BL作品において、受けの体は割と綺麗目に描かれがち。筋肉は少なく、中性的な体つきといった感じで。(もちろん、それはそれで好きですよ)この作品では、受けがかなりガッチリとした体型で描かれている。その筋肉質な描写が色気を増していて素晴らしい……。男らしい!体だからこそ、映えるBL!って感じがします。
次に、「攻めの舌」。これが伝えたくて、筆をとったといっても過言ではない。夏原さんの描く舌はとにかく妖艶。BL作家の中でも一番であると勝手に思っている。少し長めの舌で、動きがとにかく鼻血もの。舌先までにも、命を宿し、しなる舌先は行為を動的なものに魅せてくれている。ここまで、舌に注目したのは初めてだった。この作品を読む人は、舌に注目しろ!!!!と大声で伝え歩きたい。
3つ目の臨場感のある描写について。ざっくり言うと受け(名取)の表情と、前髪がいい……。ざっくりすぎですね。要するに、エッチシーンで体位によって受けの前髪が揺れる様子が止まっているのにまるで動いているかのように細かく、繊細に描かれているのだ。さらに、受けの体がガッチリとした男らしさがあるのに、頬を染め、切なく歪んだ瞳!!!この繊細な描写が、作品におけるエッチシーンをより甘く妖艶に表現している。
ここまで、ストーリーとお色気シーンをガッツリ語ってきた。アニメイトブックストアでも上位を獲得していた「おまだか」。繊細な心情と、甘々な2人の関係と濃厚なエッチシーンが詰め込まれていた。
気になっていると言う人は是非読んで欲しい!
追記:夏原サイケさんご本人が見てくださり、RTまでして下さりました( ; ; )( ; ; )嬉しい〜〜!!
おまだか18話ともに、Qpaでの新連載おめでとうございます!これからも応援します!!
なんでブログ?って話
うわ〜、熱量のある話をしたいけど、どこにも言えない〜〜〜。そうだ、新しいブログ立ち上げちゃおう。そう思い、早速立ち上げた次第です。
なんのことについて書くのかということですが、
- BL(メイン)
- アニメ
- 漫画
主にここら辺です。BLがメインになるかと思います。BLのお話をできる友達は昔に比べれば増えたのですけど、シェアしたい!伝えたい!が頻繁すぎて追いつかないのでこちらに。(友達に熱量をぶつける時って、相手の趣味とか気にしてしまう)
BLにハマったのはいつなのか結構曖昧です。頑張って遡ると、多分、中学校1年頃だったかな…。二次創作系から入ったのですが、今は二次創作も、商業BLも読みます。
これからは作品レビューなんかもするので、一応閲覧注意してください。と言うお話でした。