愛と変、

BL漫画レビューします

映画を見たような満足感を味わえるBLに出会った(放課後のエチュード 著:昼寝シアン)

BL漫画レビュー『放課後のエチュード』(著:昼寝シアン)

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Twitterでお見かけし、衝撃を受けて、お昼休みにすぐさま購入してきました!昼寝シアン先生の放課後エチュード。5月10日発売で当日に購入!アニメイト特典もゲットしちゃいました☺️

 

いつもは電子書籍派なのですが、サンプルに時点で絵の綺麗さと確立されたストーリーの予感がビビビっときたので手元に残したく紙書籍を購入しました。

 

読み終えても尚、本当に衝撃を受けた作品だったのですぐさまブログに書き起こしている次第です!

 

 

目次

 

 

あらすじとキャラ属性

とある芸術系高校のバレエ学科に所属する見延千裕(攻め)と、性格がキツイと噂の先輩でバレエの天才、一宮瞬(受け)。 一宮の天才的な表現力と圧倒的な存在感に一目惚れをする見延。そんな見延は学校の風習であるペア練習で、憧れの一宮との放課後レッスンのチャンスを手にする。バレエを通して過去への想いや葛藤を乗り越えていく青春ラブストーリー!といった感じのお話です。

 

キャラ属性としては、以下のような感じでした。(あくまでも私のイメージです…!)

  • 一宮 瞬(受け):ツンデレ、天才肌、黒髪、美少年、やや誘い受け要素あり

  • 見延 千裕(攻め):ワンコ攻め、がたいの良い攻め、一途、年下攻め

年上受けが好きな私はもうこの属性に歓喜しました…。

 

放課後のエチュードの凄さとは

もう何から言ったらいいかという感じではありますが、まずは何と言ってもストーリー性の高さ!!!!バレエを舞台に物語は進んで行きますが細か〜〜いところまでしっかりと描写されています。(私は一体、何目線なのか…ごめんなさい)次から私の熱弁、自己満の愛を叫んで行きます。

 

物語を動かす視線

特にこの作品では吹き出し(台詞)のないコマを大切に描いているような印象を受けました。バレエという演技の中で大切になってくる視線。2人の視線にコマが何度もズームアップされ、読んでいるこちらもゾクッとする表現力と世界観を魅せてくれます。それがいつしか一宮と見延という互いを引き寄せ、2人の中にある想いを変えていく様子が読み進めていくと感じられ、もはや漫画というよりは映像に近い感覚でした…!

 

骨格のリアリティ

次に読んでいて注目したのは骨格のバランスです。

普段、BL漫画で骨格に注目するのはH描写くらいだったのですが、本作では2人のレッスンや演技シーンなど物語のありとあらゆる部分で骨格の全体像やズームアップされる脚や腰など、様々なポージングでリアルな骨格が表現されています。その考え尽くされているバランス感に思わず惚れ惚れとしてしましました…!その要素がリアルな表現力を演出するだけでなく、一宮と見延の体格差を読み手に意識させるような描写にとてもドキドキしました!!!泣

 

ツンデレ黄金比!!2人のキャラ立ちも抜群!!

ここまで、表現や描写について熱弁してきましたが次に大きな声で主張したいのが一宮先輩のツンデレ具合!!!!!いや〜〜〜最高すぎ、ツンデレ黄金比が完璧!!グイグイ迫ってくる見延に、徐々にほぐれていく一宮先輩が本当に「猫ちゃん?あなたは猫ちゃんなの〜〜〜!???」となってしまいました。笑 それでいて妖艶な笑みや手つきで攻めを翻弄しちゃうのだから、恐ろしい!!スキィ!!😭

 

そしてそして、ツンデレな部分で魅了したと思えば、信念のある男らしさを見せてくる一宮先輩。どこまでも魅了してきます…。こういう部分がBLだから際立つ良さ!という感じがしますね。あくまでもBL。しっかりと男らしさを持った受けが攻めを惚れさせてしまう姿は何物にも変えがたいくらい素敵です。

 

受けの一宮先輩に注目してきましたが、攻めの見延のワンコ具合もす〜〜〜ごい!シッポが見える!眉毛下げてる!ワンコ!!なのに、真っ直ぐにイチ先輩に思いを伝えるのだから可愛すぎた…。そんな可愛らしさとは真逆の雄!!!という野獣の目をするからギャップに悶えます……。どちらのキャラも属性てんこ盛り!!キャラ立ち最高!という感じでした〜〜〜(歓喜

 

 

最後に

バレエについての知識なども作中でわかりやすく説明してくれるので、読み手が世界観を想像しやすい作品でした!!!

 

これは本当にすごいBLがきた、というかblと簡単に言いまとめていいのか??そんな気もしました。笑

 

続編もこれからあるということでとっても楽しみ!!

あ〜〜〜買ってよかった!!!