「おすわり、よくできました」は、Sub/Domの教科書!!!!
給料日が来たのでBLを買い漁る旅にでました。本屋をじっくり回ることができていなかったので、久々にホクホクな気分。
今日、レビューするのは『おすわり、よくできました』(著:三栖よこ先生)
この作品がDom/Subの本領発揮!という感じがして、興奮が凄かった……。
元々、強気な受けが屈服するのが大好きな私。攻攻DSという属性に惹かれて、絶対購入するぞ〜〜〜と息込んでいた。
軽い感想と、魅力についてだーっと記録用ブログにしたためよう…。
『おすわり、よくできました』(著:三栖よこ先生)
あらすじ
サッカー選手の最上(受け)と医師の支倉(攻め)。恋愛スタンスが異なるあまりに、顔を合わせては喧嘩ばかり。いがみ合っていた中のはずなのに、夢で支倉にプレイをされる姿を見てしまう最上。タチ&ノーマルの俺が何で…!?と嫌悪感に浸る。
ある日、いつもの飲み屋に行くとそこには支倉がいて挑発的な態度に最上は一緒に飲むことにする。度重なる睡眠不足が起因となったか、悪酔いをしてしまう最上。
そんな最上を介抱しようと、手を貸す支倉。支倉がふざけて、「おすわり」と最上に対していうとゾーンに入ったようにいうことを聞く最上は、もっと命令して欲しいと感じるようになる。
突然の最上のsub属性に支倉は驚くが、 セーフワードを提示し最上とプレイを始める…。
ノーマルだった最上のsub属性の発覚、嫌いだった支倉と体のケアのためとプレイだけの関係が始まるが…!?
という感じのストーリーでした。
感想
攻め属性同士のCP!!わーいと飛びついたら、誠実なストーリーに頭をガツンとやられました……。
この作品の魅力は
- 最上の性格
- Dom/subのプレイ
- 本能と本質
この3本立てです!一つ一つ、辿っていきます。
・とにかく、最上の性格がいい!!
強気な感じもありますが、最上は何に対しても真っ直ぐであろうとします。その性格から、元々、ゲイであった最上はサッカー選手としてそのことを隠すことなく公表し、正々堂々とあろうとしています。
その部分が、恋愛や第二性についてトラウマを抱えていた支倉にも少しずつ救いとなったのかな〜と思います。物事だけではなく、自分の感情にまっすぐ向き合う最上はみていて魅力を感じました!!
・Dom/Subとしてのプレイがと〜〜〜〜っても、濃い
様々なDom/Subものを見てきましたが、首輪をつける作品は初めて見ました……。(動揺)主と従の関係をプレイでしっかりと見せつけてくるので、食い入るように読みました。笑
しかし、一方で、二人はDom/Subとしては関係を気づいているのに、最上・支倉としての関係は一歩進んで二歩下がるよいうな進み具合…。そんな二人が素直に想いをぶつけていく過程がしっかり描かれていて、読み応えのあるストーリーでした!!!
・「本能と本質」
第二性があって好意を向けるのか、好意がある上で第二性があるのか…。という質問に対し、最上は全てが本能で説明できるなんて寂しい、理由なんか付けないで好きだということと向き合う。そんなふうに答えます。そこからも、最上の真っ直ぐな性格が感じました…。
そろりと余談を入れますが、これって異性愛や同性愛にも言えますよね。
やれ、生物学的だ非生産的だなんてどうでもいい。
何もかもを説明しようとするのは寂しいし、異性を好きになるのに説明が求められないのに、どうして同性を好きになるのには説明がいるのか?理由なんか、無理に付けずに感情に向き合うでいいじゃん〜〜〜と私は思います。
おわりに
「おすわり、よくできました」はDom/subとしてもBLとしても、気づきを与えるような作品でした!
少し、堅苦しく語ってしまいましたがストーリー満点!Sub/Domのプレイも魅力あり!キャラの個性あり!でしたのでとってもオススメです!!!!!